金型

日々発展し続ける
金型づくりの技術力

ツバメックスの強み、それは常に先を見据えた先進的なIT
化と金型づくりのプロによる職人技の融合から生まれる技術
力。その技術力を核に、ツバメックスは次世代の金型づくり
をめざしさらなる進化を遂げています。

あらゆる製品の”母型”
である金型

乗用車の骨格部品
「Aピラー」用金型

「Aピラー」は前座席の足元付近の部品で衝突安全性が求められるため強度のある非常に硬い材料を使用します、反面燃費向上のため軽量が求められます

最新の機器操作に
求められる高度な職人技

金型担当①「最適な設計は金型をつくりやすくしてくれますし、製作コストのおよそ70%は設計で決まるともいわれています。こう聞くと、金型づくりは設計がすべてのように思われますが、実は最後の一歩、つまり最終的にすぐれた金型がつくれるかどうかは現場の調整力により成し遂げられます」

金型担当②「例えば、ツバメックスには日本海側の企業としては唯一の2000tプレスがあります。初めて見る方はその大きさに圧倒されると思いますが、金型をつくるには鯛焼きのように厚さ1mm程の鉄板を挟みこみプレスします。
その際、隙間が広ければ形状はぼやけてしまいますし、逆に狭過ぎれば金型は壊れてしまいます。そのため、金型を上下合わせてプレスするには金型ごとにミリ単位の繊細な調整が必要になります」

金型担当①「毎秒100mmという高速で鉄の塊りを削り、金型の形を表していく高速加工機の場合も同じことが言えます。最新の加工機であってもボタンを押せば最高の結果が得られるわけではありません。技術進化に伴い、昔に比べればそのコントロールはより簡単になったとはいえ鉄を削る難しさに変わりなく、例えば、一度加工を止めてしまうとその前後で線が入ったような跡が残ってしまいます。こうなると製品表面であれば作り直しです」

金型担当②「また、温度が変われば鉄でも長さは変わりますし、暖機運転を行わないと加工精度が出ないとか、ある加工機は重切削つまり負荷の高い切削が可能だとか、加工機にもいろいろな癖があります。このように、ちょっとした操作の違いがミスにつながったり、機器を知り尽くしていないと本来の機能が発揮できないなど、こうした微妙なコントロールを習得した者が金型づくりのプロとして、ツバメックスでは「職人」と呼ばれています」

精度を高める磨き技術、
そして溶接技術

金型担当①「金型表面を磨く場合、例えばゴム風船の表面に沿っていくイメージしてもらうとわかりやすいと思いますが、材料である鉄板の形状に沿ってグラインダーや紙ヤスリを用いて磨いていきます。その際、精度を高めるには流れていくその流れに沿った磨きが重要になります」

金型担当②「AとBという材料を一体化させすき間を埋める溶接技術について言えば、半端な溶接を行えば接着しているように見えても剥がれてしまうこともあります。磨き技術や溶接技術などの生産技術力は、一日二日で身につくものではなく、修得するには何年単位という時間が掛ります。こうした生産技術力を高める職人たちが、ツバメックスの金型づくりを支えています。

国際競争に打ち勝つ
ツバメックスの
先進的な金型づくり

中国や韓国などの追い上げもあり、金型業界を取り巻く状況はここ10年くらいの間に激変しました。そうしたなかで国際競争に打ち勝ち生き残るには、ITのレベルを上げより創造的な思考に集中したものづくりを進めていく必要があります。ツバメックスはその先端を走っているという自負のもと、次世代の金型づくりをめざし進化を遂げています。

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