デザイン・設計
3次元自動設計が可能にする
デザインの創造的領域
先進のCADシステム“CATIA”を知り尽くしたツバメック
スの技術スタッフは、その機能を存分に使いこなしながら、
進歩の速いIT技術を金型業界に適用できるよう常に先端を
走り続けています。
三次元設計による
金型制作数8000型以上
あらゆる自由曲面を表現することが可能な"CATIA"。それを使いこなす私たちのデザイン力は、1982年からCATIAを使い続けているノウハウがベースとなっています
“CATIA”を知り尽くしている
からこその優位性
デザイン担当「世界的に高い評価を得ているフランスダッソーシステム社のCADシステム“CATIA”ですが、既に飛行機メーカーではデザイン・設計時の標準システムにほぼなっていますし、自動車業界でも広く利用されています。最近では建築業界、そしていまでは街づくりのシミュレーションなどにも用いられていますよね」
設計担当「その“CATIA”をツバメックスが金型業界で最初に導入したのがホンダの翌年、トヨタの23年前ですからかなり早かったといえます。現在では、30名余りの設計スタッフが、デザインから金型設計、そしてシミュレーションにおいてその“CATIA”を活用しています」
デザイン担当「“CATIA”のすぐれた特徴のひとつが自由曲面、つまり、複雑な形状を作ることができるという点です。デザインはお客さまのイメージを、場合によっては頭の中のイメージをCADで具現する作業です。いまでも粘土等でイメージの具現化をすることがありますが、CADシステムで行うことにより正確に且つ早く結果を出せるようになります。その点、ツバメックスは“CATIA”を使い自由曲面を長年扱ってきているので、お客さまのイメージを素早く的確に表現することができます。それはツバメックスの大きな強みです」
設計担当「それに対して、金型設計はお客さまからの図面をいかにして正しく設計図に展開するかが鍵です。そして、後工程が作業し易いようにする、そこが技術スタッフの腕の見せ所です。デザインと設計は“CATIA”を介してそれぞれのポイントを密に語り合い相互補完し合いながら、互いの強みを発揮する努力しています」
ITを利用した高度な金型設計
デザイン担当「“CATIA”が生まれて40年余りですが、いまも業界最先端であり続け進歩し続けているこのシステムにはさまざまな機能があります。実は、それらを使いこなすことはかなり大変なことで、そのためにはこのシステムを知り尽くす必要があります。そこで、ツバメックスでは“CATIA”の専属メンバーを社内においています。そうした対応をしているケースは金型業界のみならず、世界的にも珍しいのではないでしょうか」
設計担当「専属メンバーを社内に置いている理由として、もうひとつ“CATIA”は最先端のCADシステムであるものの、ツバメックスとしてはそのままではまだ機能が足りないと考えていることがあげられます。そこで、例えば“CATIA”にi-Pad等をつなげることで生産現場での使い勝手を格段にアップさせるなど、専属メンバーはCADと連携した補助プログラムづくりにも取り組んでいます。なかでも画期的といえるのが、金型設計支援システム“TADD(Tsubamex Auto Die Designsystem)”です。このシステムを適用し、“CATIA”をさらに進化させながらITを利用した高度な金型づくりを行っています」
最先端のCADシステムを
ツバメックスの技術へと昇華
先端のシステムを導入すれば先端の作業ができるという訳ではありません。そのシステムをデザインや設計、生産現場にマッチさせるために多くの「標準化」に取り組んだツバメックス。ルールを決めてシステムに落とし込めば「自動化」が可能です。自動化された機能はコンピュータに任せ、人はより創造的な作業を行う。それによってツバメックスは技術力を向上させ生産性を上げてきました。ツバメックスは追い求めます、「生産性10倍」の目標実現を!